Hayakawa pocket mystery books<br> 城館の殺人

Hayakawa pocket mystery books
城館の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 343p/高さ 19X11cm
  • 商品コード 9784150015138
  • NDC分類 933

内容説明

塔から何者かに突き落され、濠に投げ込まれた男の死体はあまりに無残だった。だがそれは確かに、現場に駆けつけたジャーネット警部が昨夜会った男だった…。殺人の起ったブリン・ホールは、アン王女の兄が16世紀に建てた由緒ある城館だった。被害者は就任間近の新館長。彼は昨夜催された元館長の送別会で、城館の観光施設化を発表して不評を買っていた。殺人はその新方針が原因なのだろうか?ハンガリー動乱の英雄の姉である現当主、四百年前の英国王室の醜聞を暴く手紙を発見した元館長、亡命者の工芸師、元泥棒のガイド…。様々な過去を持つ住人たちが織りなす複雑な人間関係の中に警部が見出した意外な真相とは?『聖堂の殺人』で絶賛を博し、P・D・ジェイムズの後継者と期待される著者が満を持して放つ意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カーゾン

9
M:今作も死体や怪我をした登場人物の姿形への描写が微に入り細を穿っていてグロい表現が作者は好きなのか? 「聖堂の殺人」より宗教色が薄いので、読みやすかった。犯人の動機は納得は出来た。近親相姦(過去のみならず現代も)・男色に東欧の政治闘争も盛り込まれ、トリックらしいものはないが、殺人へ至るまでの伏線はそれなりに張られていました。聖堂の殺人のコメント時と繰り返しになるが、P・D・ジェイムズが全作紹介されるならヘイモンも続けてほしいと思うが、今後も期待薄かしらん?(扶桑社や論創社の方をチラッチラッ)2024/04/15

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