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生活人新書
ライバルを探せ!―対立構造のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140881460
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0295

内容説明

“ライバル”という考え方を現代ではあまりしなくなった。だが長嶋茂雄と王貞治、ジャイアント馬場とアントニオ猪木など、ライバル関係が成立した時代にそのジャンルが華やいだ。今のあなたの人間関係によく目を凝らせば、向上し、励まし、光り合えるライバルが必ず存在するはずだ。人生の未知の扉を共に開けるライバルを探し、互いの豊饒の海に漕ぎ出そうではないか。

目次

ライバルを探せ!―“神話なき時代”の今こそ
長嶋茂雄と王貞治―ライバル関係がジャンルを光り輝かせる
中上健次と村上龍―“同じ水”に身を置いた、手を組まない共闘者
ジャイアント馬場とアントニオ猪木―“師”の志を引き継ぐスタイルの違い
勝新太郎と市川雷蔵―コントラストの鮮やかさが際立たせるそれぞれの個性
栃・若と柏・鵬―記憶に残るお互いの“光らせ合い”
石原裕次郎の場合―意外なところにライバルをもった“一人天下”
モハメド・アリとジョー・フレイジャー―無償の境地に誘うライバルの存在
美空ひばりのライバル問題―スーパースターのライバルは“戦後日本の通念”
レッドソックスとヤンキース―個々人の人間性をも包むチームの“色”
片岡千恵蔵と市川右太衛門―“華麗”と“武骨”の対照が描いたもの
市川猿之助と唐十郎―既製の価値観に風穴をあける“同志”ライバル

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生れ。慶応義塾大学卒業後、中央公論社編集者。『私、プロレスの味方です』で作家デビュー。82年『時代屋の女房』で直木賞受賞。現実と幻のあわいを縫い込む独自の作風で小説や評伝など著書多数。主著に『鎌倉のおばさん』(泉鏡花文学賞受賞)
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