NHKスペシャル 北極大変動―加速する氷解/資源ビジネスの野望

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140813256
  • NDC分類 402.978
  • Cコード C0044

内容説明

地球温暖化の影響を受けて、北極の氷が解け続けている。2007年には1980年の6割にまで減少、そこに暮らすホッキョクグマは絶滅を危惧されている。一方、解けた氷の下には膨大な資源が眠っている。ノルウェーやロシアによる海底油田、ガス田の開発競争は激化し、新たな富を求める人々が極地へと集まっているのだ。北極の変動がもたらす「負の連鎖」とは何か。詳細な取材と最新データで、その実態を明らかにする。

目次

第1部 氷が解け悲劇が始まった(温暖化を告げる清純な水―グリーンランド;異常はすでに始まっていた―スバルバル諸島(3月)
激変する「地球のてっぺん」―北極点
臨界点を超えたのかもしれない―北極海 ほか)
第2部 氷の海から現れた巨大資源(北極で過熱する黒いゴールドラッシュ;海氷の縮小が加速させる資源争奪戦;エネルギー大国ロシアの戦略;開発か環境か―ノルウェーのゆくえ)
あとがき 大変動に文明は耐えられるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

81
図書館本 ノルウェーの北極海開発は別の本で知っていましたが、まさか日本企業(日立造船)がかかわっていたとは…!そして採掘された資源をすでに輸入して使っている日本…。死ぬ行くホッキョクグマも必死ですが、人間サイドも経済活動を止めるに止められないわけですね。環境破壊を止められなければ人間もホッキョクグマのように死にゆく未来が待っているのですが…。 2022/04/11

Hideki Nakane

1
海氷減少による環境面と国際政治の両面を踏まえたドキュメント。特にノルウェーの天然ガス開発が詳しくてよい。2012/10/16

sutatin

1
課題のために借りた本だったがそれ以上に面白くて、最後まで読み進めた。後半の地球温暖化によって北極付近での石油の採取が容易になり、採取が活発になるという点が非常に印象的に残った。それと同時にCO2を回収して地中に埋めるというCCSなる技術がもう既に行われているという現実に驚嘆を感じえなかった。エネルギー生産の中心が石油だったりガスであったりする限り、この北極の氷が解けているという現実を食い止めることはできないだろうが、かといってならば石油を使わないというわけにも行かないだろう。答えがない問題を突きつけられて2010/02/12

ktake

1
北極の氷が急速に解けて、白クマの生態の危機が訪れている / 北極海に眠る天然ガス・石油資源:氷が減ることにより北極海での資源開発が可能になり、またそれにより地球温暖化が進む という.. いろいろ考えさせられます2009/05/09

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