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裁判員―もうひとつの評議

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140055823
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

裁判員裁判、その時私たちは何を体験するのか。司法ミステリーの傑作!
裁判員に選ばれる可能性は誰にでもある。だがその実態を知ることは難しい。本書では裁判員裁判の知られざる真実の姿が、裁判員の視点からリアルに描き出される。死刑判決にかかわった裁判員たちの心の葛藤や苦悩を描き切る。魂の宿った司法ミステリーの傑作。

内容説明

裁判員裁判、その時私たちは何を体験するのか。

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年生まれ。1983年「原島弁護士の処置」で第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家デビュー。1988年『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編部門受賞。『絆』が第98回直木賞の候補になる。1990年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

51
とても読みやすく一気読み。裁判員裁判のことがよくわかりましたが、これ読むとなる人がいなくなってしまいそうです。人を裁くって難しい・・・。2019/02/23

Masashi_1234567

31
主人公は裁判員。不十分な調書だけで評議しなければならない。これは実際に起こるかもしらない話であればとても怖いことだと思う。人が人を裁く以上、冤罪はゼロにはならないと思うが、明らかに調査に不備があった場合には再捜査をしてほしいと思った。2022/12/06

キムチ27

30
小杉作品に親しんだ時期があった。「原島弁護士・・」と言った題名だったような。鋭い掘り下げがあり、法廷モノが好きだったせいもあり、好みだった。が、当作品は些か気抜け。市民向け「裁判員制度啓蒙」のDVD原作のような・・。法治国家である以上国民は裁判制度に従わざるを得ない・・が、所詮それは「国家権力が仕切るゲーム」と言ったくだりがある。まさに!「一時不再理」や「「判断材料は審議のプロセスで出たモノに限る」「有罪判決」が出た以上「無罪主張」をしたモノも従わざるを得ない。掌中で命が翻弄といっても過言でないかの如く。2014/09/03

ろけっと

29
母娘が自宅で惨殺された事件は裁判員裁判として取り扱われることとなった。動機も証拠も不充分なまま進んでいく裁判の中で、裁判員達の意見が割れたまま判決を迎える。裁判員達の苦悩とその後を読んでいると、自分が裁判員に選出されたらどうしようと不安を感じる。2011/05/14

toku

25
裁判員に選ばれた堀川が担当することになった裁判は母娘二人が刺殺された事件で被告人は犯行を否認しているが実際は無罪なのか有罪なのか? 読みやすい文章で目撃者の証言などを聞き自分も裁判に参加している気分で読めた。裁判員それぞれが私生活でも色々な事を背負いながらも真実を探そうとする姿勢が良かったのと実際起こりそうな裁判の問題点も考えさせられた。★2022ー142022/02/03

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