内容説明
顔にのぞく日本文化の深層―仏像や能面、肖像画、浮世絵等を手がかりに、日本人の隠された人生観や時代精神を感性豊かに読みとく斬新な日本文化論の誕生。
目次
プロローグ 「顔」から日本文化をどう読むか
１ 土偶と埴輪―縄文人と弥生人の特徴
２ 仏像と神像―青年と老年の理想化
３ 優しい翁と怖い翁―人間的な存在と神に近い存在
４ 親鸞の顔と道元の顔―人間と思想の複雑さ
５ 中世の武士の顔―倨傲と決死の面魂
６ オカメと般若―生活の匂いと霊的な気配
７ 円空彫刻の笑顔と木喰彫刻の笑顔―赤子と老人を手がかりに
８ 江戸時代の女の顔と貴族の顔―丸顔から面長へ
エピローグ 「顔」を読む迷路
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
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日本人の笑みと笑いの差。外国には理解されがたいらしい。私には、大人になっても周囲に関係なく泣き叫ぶ方が理解しにくいが、内に秘めるってことはそれほど悪いことなのかしら、と本論とは関係無い所で考える。深層の感情は私だけのもの。勿体無くて外に出せません。2011/10/04
