出版社内容情報
世界中で最もデータセットの揃った火山帯，瀬戸内火山帯．そこに産する特徴的な安山岩が，大陸地殻の成因を解く鍵を握っていた．更に，大陸地殻の形成と表裏一体をなすマントルの分化過程を考察し，固体地球における物質循環と進化の包括的な理解を試みる．
目次
第１章 問題設定
第２章 瀬戸内火山帯
第３章 高Ｍｇ安山岩の成因
第４章 カルクアルカリ安山岩の成因
第５章 大陸地殻の成因
第６章 マントルの進化
著者等紹介
巽好幸［タツミヨシユキ］
１９５４年大阪に生まれる。１９７８年京都大学理学部卒業。１９８３年東京大学大学院理学系研究科（地質学）博士課程修了。京都大学総合人間学部教授、同大学大学院理学研究科教授・東京大学海洋研究所教授を経て、現在、海洋科学技術センター固体地球統合フロンティア研究システム（ＩＦＲＥＥ）地球内部物質循環研究領域領域長
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