出版社内容情報
明治近代化以降の学校制度の変遷,いくたびも行われた教育改革,欧米諸国との比較,社会システムとの関係,受験や選抜や学歴社会をめぐる病理,独学や生涯学習への着目など,多面体のそれぞれに照明をあてながら,その構造と変動の全体像を描く.
内容説明
日本の教育システムの基本的な構造をどのようにとらえ、その形成と変動の過程をどう説明するのか―それがつねに、著者のこだわり続けてきた主要な問題関心であり、研究上の主題である。本書に収められた一七編の論文は、そうしたこだわりの産物である。
目次
1 構造(教育の日米関係;教育発展の光と影;試験と学歴の社会 ほか)
2 特質(教育改革の系譜;日本の教育計画;日本の大学評価 ほか)
3 比較(教育計画と教育システム;生涯学習とリカレント教育;大学像の変貌 ほか)