転換期の福祉国家〈上〉

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転換期の福祉国家〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 362p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784130340977
  • NDC分類 364

出版社内容情報

(上)福祉国家の形成・展開期を考察した『福祉国家』(全6巻,1984~85年刊)での研究経過をふまえ,福祉の見直しを迫られる欧米主要先進国を事例に,福祉国家の現状と改革の方途を探る.執筆者:田端博郎・毛利健三・馬場宏二・加藤栄一・戸原四郎(下)上巻での主要先進国との比較研究をもとに,高齢化のすすむわが国の年金・医療制度の諸問題,老人扶養と生活扶助に焦点をあわせて,その実態と対策について実証的分析を行う.執筆者:横山和彦・山崎広明・副田義也・原田純孝・西田美昭

目次

第1章 福祉国家論の現在(戦後福祉国家とその論理;新自由主義の思想;福祉国家の模索)
第2章 レーガン主義の文脈
第3章 サッチャリズムと社会保障―ニュー・ライト下のイギリス福祉国家とファウラー改革(サッチャリズムの歴史的特徴;サッチャー政府下の社会保障;ファウラー社会保障改革)
第4章 西ドイツ福祉国家のアポリア―社会給付の「効率化」と年金改革論(「社会予算」の分析;社会給付の効率化;公的年金保険の現状と行方)
第5章 スウェーデン経済と福祉国家の現状(高福祉・高負担の現状;低成長下の福祉国家と経済政策;福祉国家のあり方をめぐる論議)