出版社内容情報
日本政治体制は急速な復興と高度成長のひとつの条件を形づくり,石油危機を経て経済大国化する中で,様々な政策課題に対処してきた.この過程が政治体制に与えたインパクトは何か.本書は,国際,国家,社会の三つのレベルから現代日本の政治力学を解明する.
内容説明
世界経済と国際関係の中で日本はいかに位置づけられるか、国家の役割はいかに性格づけられるか、21世紀に向う日本の政治体制はどのような特徴をもつのか、他の東アジア諸国との共通性と異質性は?本書は、歴史と比較の観点から日本政治体制論を展開する。
目次
現代日本政治体制の歴史的位置づけ
現代日本国家の標準的性格づけ
経済大国の国際的責任
国際化時代の社会的安寧
1党優位下の政治空洞化
民族主義の再主張
現代日本政治体制論―比較分析の試み