出版社内容情報
臨床場面で多く見られる異常心理学の問題について,最先端の研究動向をまとめ,臨床支援における位置付けを示す.本巻では異常心理学の総論と,パニック障害など「不安に関連した研究と臨床」,そして知的障害など「発達過程に関連した研究と臨床」をあつかう.
内容説明
総論、「不安」「発達過程」に関連した研究と臨床。生物―心理―社会の多次元の現象を統合的に理解する、新しい時代の異常心理学。その知見を心理学的援助実践に生かす道を探る。
目次
1部 異常心理学総論(異常心理学の成立に向けて;臨床心理学における異常心理学の役割;異常心理学の動向とこれからの課題(1))
2部 不安に関連した研究と臨床(パニック障害;強迫性障害;対人恐怖;対人不安;解離性障害;解離現象)
3部 発達過程に関連した研究と臨床(知的障害;学習障害;自閉性障害;注意欠陥/多動性障害;摂食障害)
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1957年生まれ。東京大学大学院教育学研究科助教授。博士(教育学)、臨床心理士
丹野義彦[タンノヨシヒコ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。医学博士、臨床心理士
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