出版社内容情報
本巻では,学派の違いを超えた臨床心理学の基本的な方法論と専門性,また,学問としての臨床心理学の全体像を明らかにする.臨床心理学を社会に開かれた学問として位置づけ,社会的場における専門性の意味,および他の専門領域や隣接領域との連携の在り方を示す.
目次
1部 臨床心理学の専門性(臨床心理学とは何か;世界の臨床心理学の歴史と展開 ほか)
2部 日本の臨床心理学の発展に向けて(日本における臨床心理学の独自性;日本の臨床心理学の課題 ほか)
3部 臨床心理学と他の専門領域との関連性(哲学と臨床心理学;社会学と臨床心理学 ほか)
4部 臨床心理学と隣接領域との連携(精神医学と臨床心理学;学校教育学と臨床心理学 ほか)
著者等紹介
下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1957年生まれ。東京大学大学院教育学研究科助教授、博士(教育学)、臨床心理士
丹野義彦[タンノヨシヒコ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。医学博士、臨床心理士
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感想・レビュー
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anchic
1
学部1年の時に読みましたが非常に難しく思った記憶があります。大学院生の今になって読んでみると非常にわかりやすく書いてあるのである程度知識がついた人が読むといいのではないかと思います。
陽香
0
200110012016/01/18
CHRONO
0
参考文献が充実しているので、よかった。2014/11/28
バロック
0
固定観念を捨てるには打って付けです。
たらこ
0
下山先生のところは、この間読んだ「これからの臨床心理学」とそう変わらない。つまりこの10年では臨床心理学の位置づけはそう変わっていないということだ。他領域との関連で、臨床心理学の位置を把握する試みは面白く読めた。『臨床心理学ブックガイド』3冊目。2011/11/10