出版社内容情報
芸術・文学・文化現象を通底する「表象の政治学」の機能を,日本の近代化,情報学の理論,道の表象,ポップ空間,ハリウッド映画,テレビなど,多様なテーマ・方法との関わりの中で浮き彫りにする.
内容説明
サイバースペースから「国体」批判まで、芸術・文学・文化現象を通底する「表象の政治学」の機能を分析する。
目次
1 メディア空間を横断する(メディアと神経症;At Interface Value―メディア体験と殺人衝動;情報学とメデイア論―「メディア論講義」序説 ほか)
2 モダニティの神話(ホワイトキューブの神話;凍りついた飛躍―マリオ・シローニとファシズムの礎;上海の映画表象 ほか)
3 権力/制度/テクノロジー(テレビを読む―カルチュラル・スタディーズからの接近;代表と責任:「脚本家」の誕生;空虚な時間・国民国家の時間―日本の近代化とメディアとしての“時間” ほか)