内容説明
北朝鮮に制圧された都市の奪還を目指し、韓国陸軍・自衛隊・在日韓国人の義勇兵からなる合同軍は、市街地に潜むレジスタンス部隊と呼応して陸海両面からのソウル挟撃を目論んでいた。しかし、作戦決行を前に自然の脅威が彼らを阻む。大型台風の襲来により戦車の視界は失われ、空はもちろん荒れ狂う海でも身動きが取れない中、北は数百万の予備兵力を続々と投入し、戦局は泥沼化。一方、海自の計画艦として戦地に赴いたあのウェーブピアサー型高速輸送艦にも危機が忍び寄る―。日韓合同軍は因縁の洛東江を越えられるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キリン
2
やっと先が見えてきたぞ。2019/02/12
カラヤ3
0
朝鮮戦争時の釜山橋頭堡という単語を聞いたことがあったので釜山の周りを囲まれて攻防したのかと思っていたが、大邱のあたりが激戦場だったのだな。北朝鮮第8軍団の二人は部下をなんとか連れ帰ろうと知恵をしぼっているので好感がもてた。2016/10/29
Kenny00h
0
対馬じゃ竜巻、韓国では台風。暴風雨の中での戦闘、ご苦労様です。 しかし、なんとなく、自衛隊の皆さんにはゆとりが感じられる気がする。次から次へと問題が起きつつも、それを排除して進軍できてるからかな。この台風は果たしてどちらにとって有利だったことやら。 そして、今回も機甲師団長のテンションは高く、土門さんの苦労は絶えず、韓国側はなにやら含むところがあり、米軍は影も形も見えないのでありました。 ま、とにかく、面白かった。2015/08/27
ことよん
0
他の人のレビューにもありましたが、確かにこのシリーズ、台風が多いです。台風の時期に書くことが多かったのですかね?2012/08/06
池田羽衣
0
輸送船房総の危機への序章っていう感じですね。2012/07/27