内容説明
聖徳太子の天才で危機を乗り超えた大和王権は蘇我氏の専横を排し国家へと脱皮。8歳から90歳までの幅広い読者の絶讃を得る傑作全集。
目次
序章 女帝誕生
第1章 聖徳太子の改革
第2章 蘇我氏の専横
第3章 大化の改新
第4章 皇極天皇重祚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルティ
98
少しわかりやすくなってきたけど私の頭ではまだまだ。ここは飛鳥時代。厩戸皇子=聖徳太子が登場、法隆寺を建て、冠位十二階を制定、十七条憲法制定。第一条ちょっと聞いた事あります、「和をもって貴しとなす」。その後大化の改新。大化の改新って一体何をしたの?これを読んでもはっきり分からない。ただこの後から、内閣的な政治になったのかな?中臣鎌足が総理大臣みたいで、右大臣と左大臣をおいて、日本各地に長みたいなのをおいて、中央政権にしたんだとか?合ってるかな。今の日本の体制と同じだよね。2018/10/20
keroppi
68
聖徳太子が出てきたり、大化の改新があったりと、少し馴染みのある事象が増えてくる。日本が律令国家として形作られてくる。そこには、中国や朝鮮の国々との駆け引きもあって、また次が読みたくなってくる。巻末には、石ノ森章太郎さんが奈良を訪れた写真もあって嬉しい。2021/02/25
あつひめ
37
血なまぐさい権力争いから律令国家へと変化していく。厩戸王子の名のいわれ…え?そうなの…と、興味を持った。身分制度や17条憲法、大化の改新…。国としての基盤ができてきた時代。そして、歴史の教科書に登場していたなぁという名前が並ぶようになって面白さが増してきた。変化の激しく密度の濃い時代だったのだな。そういえば、以前石舞台古墳を見に行ったな…と写真を探して懐かしくなった。2018/04/24
まあちゃん
11
推古天皇と聖徳太子の政治。蘇我氏が直接政治を行っているわけではないが、大きな権力を持って、民衆に自分のために労働させる。そんななか、中臣鎌足と大兄皇子が蘇我入鹿を殺害。大化の改新が始まる。2014/03/20
Shiroi Taiyo
9
図書館本。589~661年まで、「白村江の戦い」の直前まで扱っています。万葉集を読むあたり、歴史的背景を知るために読みました。漫画なので、当時の建築様式や服装なども分かるのがいいです。推古天皇の摂政となった聖徳太子は、蘇我馬子と協力して、天皇中心の政治を目指した。大化の改新をへて律令国家への転換といった、日本の国家形成が行われた一大転換期にあたる。(1/2)2021/02/14