中公バックス<br> 世界の名著 〈30〉 スピノザ/ライプニッツ バルーフ・ド・スピノザ

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中公バックス
世界の名著 〈30〉 スピノザ/ライプニッツ バルーフ・ド・スピノザ

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  • サイズ 新書判/ページ数 530p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784124006407
  • NDC分類 080
  • Cコード C1310

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

karatte

3
分量的にはスピノザ『エティカ』が半分以上を占め、ライプニッツは『形而上学叙説』『モナドロジー』等短めの著作が収録されている。必ずしも対比させて読む必要はないが、独創的な"神"や"国家"概念を唱えたが故に無神論者のレッテルを貼られ、迫害されつつも友人には恵まれたスピノザと、一般大衆に馴染みやすいキリスト教的人格神や最善説を採用し、広汎に亘る思想内容の説明に腐心しながら結局同時代に理解者を得ることがなかったライプニッツは、"天才の世紀"にあって見事な対照を成している。2012/08/07

里のフクロウ

2
スピノザのエティカ、世に言われているように読解困難であった。困難なのは、その表記法がいわゆる幾何学的方法での論理展開だけではなく、スピノザの哲学概念が近代では唯一特異な概念を展開しているからだと知ることができた。「選択されなかったもう一つの近代」と國分教授はスピノザ哲学を解説しているが、その思想は、近代以降の思想の源流となるデカルト哲学の反哲学となるものであることまでが理解できた。残念ながら肝心のスピノザ哲学の概念は全くの消化不良のままであるが、何か強く魅かれるものを感じている。岩波の青本で再挑戦したい。2019/01/28

のほほんなかえるさん

1
ザ・一元論!無限の彼方を展望する。1人は倫理で。1人は数学で。2011/01/14

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