出版社内容情報
最愛の妻・由理を不慮の事故で喪った新人作家の永井は、心の傷を癒やすため、妻と生前に約束していた韓国旅行へ赴き、朝鮮戦争の激戦地・老斤里(ノグンリ)で驚愕の事実を知る。そしてそのツアーでかけがえのない四人の仲間と出会い親交を深めるうちに、妻の死に隠された巨大な闇の存在に気づく。妻が自らの命を賭して追っていた闇の正体は!? 解説・池上冬樹
※この作品は『サランヘヨ 北の祖国よ』を改題したものです。
【目次】
再生への旅/運命の同志/能力の死刑/相続された腐れ縁/失脚した命/一点の恥(は)辱(じ)なき証明/水入らずの第二期捜査本部/北方の疑(ぎ)惑(わく)/誤配された動機/懺(ざん)悔(げ)なき邂(かい)/弱みの光跡/志(ビジョン)の拠点
内容説明
最愛の妻・由理を不慮の事故で喪った新人作家の永井は、妻と生前に約束していた韓国旅行へ赴き、朝鮮戦争の激戦地・老斤里(ノグンリ)で驚愕の事実を知る。そしてそのツアーでかけがえのない四人の仲間と出会い親交を深めるうちに、妻の死に隠された巨大な闇の存在に気づく。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市に生まれる。58年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、67年退社。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、76年『人間の証明』で角川小説賞、2003年に日本ミステリー文学大賞、08年『小説道場』で加藤郁乎賞、11年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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