内容説明
「カップヌードルをぶっつぶせ!」をスローガンに、徹底した自己否定のマーケティングで社内改革をつらぬいた筆者が、社長業三十年の苦闘の後にたどり着いた経営観を語る。試行錯誤の末に編み出した「安く作って安く売って儲ける」ビジネスモデルとは。「マーケティングはアートである」と喝破した上で、ブランド・マネージャーに必要なセンス七か条を説く。
目次
第1章 「安く作って安く売って儲ける」ビジネスモデルとは。(カップヌードル・シンドロームによる「甘えの構造」が蔓延。BM制度も疲弊したため社内大改革が必要に。;新製品を三か月で開発・上市させるハイスピード・ブランディング・システム。 ほか)
第2章 マーケティングはアートである。(優れたコンセプトは非論理の世界から生まれる。消費者のメンタルモデルにヒットするかどうかがカギ。;ブランド・マネージャーに必要なセンス七か条。非常識、肌感覚、予知能力に溢れた変人を求む。 ほか)
第3章 世界を制す、ニッシン・ドットコム。(co.jpから.comへ、グローバル・ドメインに統一。世界企業への新たな第一歩を踏み出す。;シナジー効果で最大利益を生み出す。「戦略的プラットフォーム・サポートシステム」がカギ。 ほか)
巻末対談 佐藤可士和vs安藤宏基「グローバルブランド戦略をいかに進めるか」(安藤百福創業者のフィロソフィーに共感―佐藤 クリエイティブは日清食品の経営スタイル―安藤;究極の商品を最初に出す創業者の異才―安藤 事業を継承し拡大させることもたいへん―佐藤 ほか)
著者等紹介
安藤宏基[アンドウコウキ]
日清食品ホールディングス代表取締役社長CEO。1947年大阪生まれ。71年慶應義塾大学商学部卒業。73年日清食品入社。85年代表取締役社長。97年カンヌ国際広告映画祭「ADVERTISER OF THE YEAR」受賞。05年藍綬褒章。06年慶応義塾評議員。07年公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団理事長。世界ラーメン協会(WINA)会長。08年から日清食品ホールディングス代表取締役社長CEO。ほかに一般社団法人日本即席食品工業協会理事長、日本経済団体連合会常任幹事、国際連合世界食糧計画WFP協会会長、日本陸上競技連盟評議員、内閣府食育推進会議専門委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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