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中公文庫
家庭口論 (改版)

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  • サイズ A6判/ページ数 205p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122055285
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

絶妙の笑いの発明家井上ひさしが家庭の内幕を暴露、才色兼備の夫人と可愛ざかりの三人娘に優しく突き上げられ、クスクス、シミジミの最高の面白さ。

内容説明

絶妙の笑いの発明家井上ひさしが家庭の内幕を暴露、才色兼備の夫人と可愛ざかりの三人娘に優しく突き上げられ、クスクス、シミジミの家庭喜劇。

目次

酢豚と葉っぱ
ビフテキとラーメン
親玉と目玉
スウェーデンと据膳
てまりとだんまり
浦島太郎とイソップ
祝詞とオルガン
カキ氷とアイスクリーム
パラソルと菅笠
ジェット機と鈍行列車
坊っちゃんとハムレット
針千本と筆一本

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ・日本乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

2
井上ひさしの家庭生活を中心に描いたエッセイ集。いままで奥さんへの暴力って疑惑のようなものかと思っていたので、初回でものすごくあっけらかんと書いていてびっくりしました。井上ひさしは1934年生まれなので、従軍はしていないものの戦争を経験した世代ですし、その後も比較的平和だったそうですが児童養護施設に入ったりもしていますし、体罰や暴力に関する意識は現代とはだいぶ異なっていたのでしょうね。その問題の深さは当事者によってしかわからないものでしょうが……。難しい問題ですね。2021/04/26

こたつ

1
寝物語に母が創作した話に元ネタがあったこと、夫婦げんかの話、蒸発の話、それぞれに面白い。おそらく現実はもっとヘヴィだろうけども。 2012/01/29

ルーシィー

0
井上ひさしすごいひと 2016/02/20

コホン

0
妻に手を挙げる夫って感じがしないのに、井上さんがそうであったことが残念。面白いのかもしれないけど、笑えなくなった。2013/07/24

かめかめ

0
初版は1976年ですので、少々古くさいのですが、そこがまた良い味を出しています。 「20世紀の末、地球の資源は現在の六分の一減り、逆に人口は八倍に増える。しかもその頃、諸公害は全地球を覆いつくしている筈だ。(なんでも、現在の7、8倍もひどい公害地獄になるらしい。)したがって地球は生物の生棲に全く適さないところとなるだろう。」とあったりします。もう21世紀なのにです。1970年代はこんな感じだったのでしょうね。 西ドイツがまだあったりして、マルクを使っているのです。 本書の内容はとても面白いので、時代が変2012/12/27

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