内容説明
人間らしく、艶やかに生きるには?恋愛文学の巨匠である著者が、生と死、現代の医学、男女のありかた、老後の生きかたについて考察した10のカルテ。「『バツイチ』から『マルイチ』の時代へ」「お金は自分たちの世代でつかいきる」「年甲斐もない人こそ素敵」など、賢く“煩悩”とつきあう術を提案する画期的人生指南。
目次
第1章 進歩するものとしないもの
第2章 鈍さという才能
第3章 オトコからオンナの時代へ
第4章 自分らしく生きる
第5章 ガンとの闘いから共存へ
第6章 よき病院・よき医師とは
第7章 安楽死を考える
第8章 臓器移植と日本人
第9章 最先端医療の問題点
第10章 老いたら不良になれ
著者等紹介
渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師をつとめるかたわら小説を執筆。作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として、常に文壇の第一線で活躍している。70年『光と影』で直木賞受賞。80年に『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞、2003年に菊池寛賞受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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