出版社内容情報
朝鮮各地で乱暴狼藉をはたらく日本軍。人買いに奔走する以蔵。父や恋人の消息が途絶え胸を痛める於根。朝鮮出兵の罪を問う渾身長編、堂々完結。
内容説明
小西行長を主力とする第一陣に従い渡海する大森衆。六左衛門は待ち受ける城普請の激務に暗澹たる思いになるが、戦端が開くと、石工たちも否応なく戦乱に巻き込まれる。快進撃を続ける日本軍。人買いに奔走する以蔵。父や十蔵の消息が途絶え胸を痛める於根。朝鮮出兵の罪と翻弄される無名の人々を描く渾身の長編、堂々完結。
著者等紹介
澤田ふじ子[サワダフジコ]
昭和21年(1946)、愛知県生まれ。愛知県立女子大学卒業後、教師、西陣綴織工を経て作家に。『陸奥甲冑記』『寂野』で吉川英治文学新人賞を受賞。平成16年度京都府文化賞功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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