中公文庫
日本夫婦げんか考 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122047242
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1121

出版社内容情報

イザナキ・イザナミの壮大なけんかに始まり、山内一豊とその妻など、歴史上の夫婦げんか十七例から男女の機微を軽妙な筆で綴る、夫婦の日本史。〈解説〉尾崎秀樹

内容説明

イザナキ・イザナミの壮大無比なけんかに始まり、山内一豊とその妻など、古代から江戸にいたる歴史上の夫婦げんか十七例をとりあげ、ユーモアと諷刺をこめて男女の機微を軽妙な筆で綴る、喜劇夫婦の日本史。虚実入り乱れる夫婦史伝を、詳細な史料をもとに読み直す。

目次

われらが祖先はかく戦えり―伊邪那岐命・伊邪那美命
やきもちニッポン事始め―磐之媛皇后と仁徳天皇
天平の王者は奥様本位―聖武天皇と光明皇后
優雅な王妃の投石―藤原安子と村上天皇
王朝美人は強かった―『蜻蛉日記』の作者と藤原兼家
うかれ女 離婚始末記―和泉式部と橘道貞
浮気のいましめ―茨田重方とその妻
過保護パパの代理戦争―高倉帝と徳子・平清盛の場合
徒労を重ねた正義派夫人―北条政子と源頼朝
妻の根性夫を走らす―日野富子と足利義政
不信のなかの裏切り夫婦―織田信長と濃姫
戦国“女性外交官”の怨念―徳姫と信康
歴史に残る痴話げんか―豊臣秀吉と禰々
夫に与えた強烈パンチ―前田利家とおまつ
奇妙なけんかの奇妙な結末―細川忠興と玉子(ガラシヤ)
貞女の頭脳プレー―山内一豊とその妻
忠臣蔵にみる偽装離婚―大石良雄と妻りく

著者等紹介

永井路子[ナガイミチコ]
大正14年(1925)、東京に生まれる。後、茨城県古河市に移る。県立古河高女から、東京女子大学国語専攻部卒業。小学館へ入社し、雑誌『マドモアゼル』の副編集長などをつとめた。『炎環』で昭和39年度下期直木賞を受賞。『氷輪』で昭和57年度第二十一回女流文学賞受賞。昭和59年には、難解な史料をもとに、複雑な中世社会のすがたを歴史小説に導入して新風をもたらしたとして、第三十二回菊池寛賞受賞。また、『雲と風と』ほか一連の歴史小説で昭和63年度第二十二回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちゃいろ子

33
歴史に名高い夫婦たちの喧嘩を永井路子節で描く。 さらっと楽しく読めるのに、読後自分が たいそう物知りになれたような気持ちになってしまう永井マジック(笑) 面白かったー!2022/12/11

糜竺(びじく)

23
夫婦げんかはいつの時代も変わらない。2022/03/28

朱音

14
イザナギ・イザナミから忠臣蔵に至るまで十七組の夫婦げんかをユーモアを交えてつづられたもの。聞いた事のあるようなエピソードもあるが初めて読むものも多い。小説、ではなく史実なのではあるが夫婦喧嘩というテーマで書かれているので歴史上の人物がなんとも親しみやすくなったような気がする。面白かった。2010/11/18

しゅわ

8
女流歴史小説家・永井さんによるユニークな歴史エッセイ本です。イザナギ・イザナミの神話時代から古代、江戸にいたる歴史上の夫婦喧嘩を20個ほど紹介しています。壮絶な喧嘩をしながら歌を贈りあったり、深層の姫君が嫉妬のあまり投石しちゃったり、過保護なパパがでしゃばって余計夫婦の溝を深くしたり…いろんな喧嘩があって楽しめたり、考えさせられたり…の一冊です。個人的には(決して有名人じゃないけど)今昔物語集にある浮気夫をこらしめた奥様のお話が良かったです♪2013/06/14

きーさん

5
夫婦げんかも掘り下げてみると、奥が深い。口ゲンカでは夫をやっつけるが、その度に愛を失ってしまう藤原道綱母(『蜻蛉物語』の作者)の話や、手厳しく夫にもの申す前田利家の妻まつが、日頃の積み重ねがあったためにその言葉が生きている…など、興味深い話が多い。夫婦げんかは戦いではないから、その場の勝ちを得ようと相手を打ちのめすと、後々しこりが残ってしまう。試合のように一本取ってそこでおしまい!と切り上げるのがよい…とは深い言葉。夫婦でなくても、男女共同で仕事をしなくてはならない環境でも使えそうな本。2014/08/18

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