中公文庫<br> 江戸の夕栄 (改版)

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中公文庫
江戸の夕栄 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122045262
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C1121

内容説明

江戸の府政をはじめ、自身番、蔵前の札差業、鳶の内職と本職、町内の若衆頭、飛脚屋、日本橋魚市場、芝居茶屋、寄席、大道芸人、相撲の話など、江戸堀江町に生きた著者が、幕末から明治初頭にかけての町人の日常を、生き生きと綴った貴重な記録。

目次

江都の府政
自身番
出火
火事の焼跡
鳶の内職と本職
家屋及び土蔵
町内の若衆頭
喧嘩
伊勢屋
稲荷〔ほか〕

著者等紹介

鹿島万兵衛[カシママンベエ]
嘉永2年(1849)、江戸堀江町四丁目に生まれる。父、鹿島万平は木綿問屋、繰綿問屋の総代を勤め、横浜開港とともに通商貿易に進出、のち外国より紡績機を輸入し、王子滝野川に紡績所を創設した日本紡績業界の先達。父とともに維新期の通商業界に活躍し、北海道の開拓事業として厚岸、浜中で鰊、昆布などの海産物の製造、販売事業に従事するなど多方面に活躍する。明治20年には、商業視察のため渡清、帰朝後、函館に日本昆布会社を設立する。ついで明治22年、東京紡績会社取締役となる。以後対清貿易を中心に活動を行い、大正期には台湾高雄に製材所を設立するなど幅広い活動を示した。昭和3年7月没。生前より書をよくし、また、『日本商業雑誌』『綿業』などにしばしば筆を執り、とくに博文館の大橋新太郎とは親交があったといわれる
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