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出版社内容情報
十代前半で王と王妃になったルウとセダの前には、さまざまな困難が待ち受けていた。前国王の遺志を継ぎ、理想国家を目指して奮闘する二人の運命は!?,,,,,,,-
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
25
何千年経っても神や生きる意味について明確な答えが出ないのは、その答えを考えることこそが生きることだからであり、生命がある限りは永遠に問い掛けかれ続けるのだろう。私はその問い掛けを無視してでも、深く考えて悶々とするより今をぱーっと楽しく過ごしたいと改めて決意した。ツタンカーメンたちの記録はほぼ残っていないので、後世の人間は想像しかできず、この漫画も一例に過ぎない。とても楽しく読めたし、作者さんの史実の捉え方も好きだが、それ以上に自分の脳内で私独自の彼らが動きだすような、想像力を掻き立ててくれる作品だった。2018/04/23
チサエ
9
KindleUnlimitedにて。完結。アテン神とアメン神、権力や私欲による座の奪い合い。ツタンカーメンもアンケセナーメンも、結局はそれらの争いに振り回された感。愛とは。幸せとは。やっぱり古代エジプト大好き〜。おもしろかったです。2023/06/26
蜜蜂
5
ツタンカーメンの周りの人々の事がよく理解できました。 「神の存在とは」というテーマで読んだこのアトンの娘はいろいろ考えさせられました。古代エジプトの頃から現代に至るまで常に人は同じことを繰り返しているんだなと、きっとこれからも変わらないのだろうなと思いました。 いつかツタンカーメン達を見にエジプトに、博物館に行ってみたい。2014/07/12
わす
1
ツタンカーメンは残した功績よりも墓が無傷で発見されたことで有名らしい。彼の死後アンケセナーメンと再婚するアイは彼女の味方として描かれているが、彼女が求婚したシュッピルリウマ1世はアイに暗殺されたとする説もあるという。2024/01/16
はる
1
エジプト史は詳しくないので、どこまでが史実でどこからがそうでないのかが分からないが、漫画なので視覚的なエジプトの知識が得られると共にツタンカーメン周囲の家族関係が理解できて良かった。最後の方に描かれている棺に入れられた花束がドライフラワーとなって今も博物館に残されているという話がとても印象に残った。2009/08/26