中公文庫
えじゃないか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122040830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

坂本龍馬暗殺の犯人を追って江戸へ向かう本屋の小僧・大吉と主家のお嬢様・さき。折しも混沌とした世情のもと、「えじゃないか」踊りの狂乱に人びとは浮かれていた。二人は次つぎに奇怪な事件に巻き込まれるが…。動乱の幕末をしたたかに生きる庶民の営みを痛快に描く長篇小説。

著者等紹介

出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年(昭和19年)茨城県に生まれる。1973年から東京・杉並区で古書店を営むかたわら文筆活動に入り、現在に至る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞
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感想・レビュー

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i-miya

57
(うら書き) 坂本龍馬暗殺犯追い江戸へ向かう本屋の小僧大吉とお嬢様さき。庶民の営み。(出久根達郎) 1944、茨城県生まれ、1973、古書店経営しつつ文筆活動。1993、直木賞。(あとがきにかえて-「ええじゃないか」と「よいじゃないか」)幕末、東海・近畿地方中心に「ええじゃないか」なる騒ぎが起きた。男は女装、女は男装、笛・太鼓鳴らし、行列をつくり市中街道を練り歩く。(1998.11)2010/11/03

おかめ

1
幕末。「ええじゃないか」と歌い踊り練り歩く人々。空から御札やら人やらが降ってくる不思議。龍馬の饅頭屋に作らせた「ばあすでい・けいき」、気になる。龍馬暗殺犯を追って江戸へ向かう大吉とさきお嬢様。旅の道連れは何やら怪しい人たち。混沌とした時代背景の中、明るく逞しい大吉とさきお嬢様の旅がスリルに満ちていて面白かった。2015/08/04

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