内容説明
魔界より転生し、運命に導かれるまま梁山泊に結集する百八人の星の子は、魔剣を破邪の利剣にもちかえて、いま新たに窃窕たる女武芸者を一党に迎え、いよいよ勢力を増すのだった。一方、悪を懲らす義軍の存在を知った朝廷の佞臣は、奸計を用い行く手を阻む。華麗な杉本水滸伝、第二巻。
著者等紹介
杉本苑子[スギモトソノコ]
大正14年(1925)、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。昭和26年、27年、連続して『サンデー毎日』懸賞小説に入選、昭和27年、故吉川英治氏に師事する。昭和38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞、以後、重厚な歴史小説を次々に発表。昭和53年、『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞を、昭和61年、『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成7年、文化功労者に顕彰される
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayoko
1
再読2018/08/27
Yuuko Mutoh
0
魔界転生、百八人の星の子の戦国スペクタクル。だんだん飽きて来た頃にひょっと女性が登場するのがホッとする。殺戮の描写が残酷すぎないのもいい。2016/10/09
オルガ
0
第二巻。宋江の脱獄と祝家荘攻め。扈三娘と王英のカップルは原典に比べて心の交流が描かれていてよかった。こういう美女と野獣カップルは大好き。お気に入りは宋江が斬首されるときに次々と駆けつける仲間たちの名乗りシーン2014/04/12
せぶん
0
★★★★☆2012/03/08
towerofthesun
0
そろそろ軍としての体をなしてきた梁山泊の面々。しかし祝家荘の戦いは完全にいちゃもん付けただけだし、これは賊軍と言われてもしょうがない。2021/03/15