出版社内容情報
縄文晩期、渡来人によって九州北部に伝えられた水稲耕作は、短期間のうちに日本各地にひろがり、食糧事情を一変するなど、大きな変化をもたらした。
内容説明
土器の様式や人生の節目に行われる抜歯の風習、婿入婚と嫁入婚など、東西二つの文化圏に分けられる縄文晩期。北部九州に到達した渡来人がもたらした水稲耕作技術は、食糧事情を一変させ、やがて収穫物をめぐり人が人と戦う時代へと向かわせる。
目次
序章 世界の中の縄文文化
第1章 日本列島の東と西
第2章 婿入婚から嫁入婚へ
第3章 古代化への道