出版社内容情報
今川を破り戦国大名としての第一歩を踏み出した信長。万国安寧を目指して上洛を果たしながら、志半ばにして斃れたその生涯を描く。
内容説明
今川義元を破り、独り立ちの戦国大名としての第一歩を踏み出した織田信長。「万国安寧」を目指して上洛を果たしながら、志半ばにして本能寺に斃れたその四十九年の生涯を描く。本作品は一九九七年度アジア漫画大会で漫画アカデミー賞大賞を受賞。
目次
序章 キリスト教の伝来
第1章 天下布武
第2章 一向一揆との戦い
第3章 「万国安寧」を目指して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
30
信長は独り立ちの戦国大名とし第一歩を踏み出した。足利将軍の権威が地に堕ちてから、旧くからの守護大名も新興大名も天下に覇を唱えようと上洛の機会を窺っていた。1553~1564川中島の戦 1560~1570桶狭間の戦 1570~1580石山合戦 1572三方原の戦 1574伊勢長島一向一揆 1575長篠の戦 「武を以て天下を平ぐ」ことを目標として、多くの戦に関わってきた信長だが、毛利攻めの指揮を取ろうと僅かの近臣と本願寺に泊まっていたところへ「人を人とも思わない冷酷無残」と不満を募らせた明智光秀の謀叛に。2021/04/17
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12
初版1998年。歴史を勉強し直したくて。漫画の歴史本に挑戦。一番好きな、織田信長の巻にしました。が、初心者としてはちょっと難しかったかなーという印象です。2014/03/09
ROOM 237
9
将軍義輝が殺され大義名分を得た織田信長が京へ上ろうと画策、そこに木下藤吉郎こと秀吉登場。勘が鋭く奇襲的戦術に長け只者じゃない感が強く、君主信長さえも霞む。桶狭間〜稲葉山城の戦いで順調に勝ち進んだ信長は将軍義昭と共に室町幕府再興を挑むも決裂、そう長くは続かない。1572年、信長&家康の仲を遮断しようと画策した武田信玄(※イケメンに弱い)が山方ヶ原の戦いで勝利。信玄が怖すぎて💩漏らして撤退した家康は家臣にふんどしは黄色でと迫真のアドバイス。信長特集なのにクセが凄い人ばっかり登場するから文字数足りないw2020/04/29
ふろんた
6
織田信長による天下布武。こうしてみると、良くも悪くも世の中の改革を行っているものの、国家としてどうしたいのかというのは見えないな。2014/01/29
greenman
4
織田信長の達成と業。新しき精神が古き伝統を破る。2011/11/04