中公文庫<br> ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記

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中公文庫
ああ南壁―第二次RCCエベレスト登攀記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122028784
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C1195

内容説明

一九五八年の再結成以来、数多くの登山記録をたてたロック・クライミング・クラブ(第二次RCC)を母体に、一九七三年六月、「日本エベレスト南壁登山隊」が組織された。南壁からの初登頂を目指して、一線級の“乗直男”が選抜された四十八名の大部隊である。一億円を投じた大規模な登山活動、石黒久・加藤保男隊員のポスト・モンスーン(秋)初登頂と頂上直下のビバークからの奇跡的生還、森田勝・重広恒夫隊員による執念の南壁登攀など、報道隊員として快挙を見届けた著者が描く、エベレスト挑戦の感動の記録。

目次

1 エベレストへの道
2 一億円の大作戦
3 快進撃
4 障壁をこえて
5 快記録達成
5 ああ南壁

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2023/10/30

Shoichi Kambe

1
*日本エベレスト登山隊。38人(実働45人)。総経費約8千8百万円。長谷川恒男。森田勝。加藤保男 *1973年7月20日~キャラバン300km。ポーター延千数百人。荷揚げ総重量35トン。 *ひっきりなしにアイスフォールは変動し、ルートをつくっては壊され、壊されては作り直し *方針。南壁と並行して東南稜からも登頂とサポートを目的とする隊を送る。 東南陵から登頂。加藤、石黒。8650mビバーク。生還。長谷川サポート下山~南壁隊も救出支援体制へ (森田リーダー、重広。8380mは、南壁の最高到達点)2021/11/30

Yoshihiko Nakade

1
もう40年前に行われた第二次RCCによるポスト・モンスーン期のエベレスト遠征記録である。現在はほとんど行われていない極地法による挑戦の詳細が細やかにまとめられており、とても興味深い。この遠征での出来事が、遠征メンバーである森田勝氏や長谷川恒男氏のその後の活動に与えたことが、佐瀬稔氏による「狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死」などに描かれており、その面からも関心を持っていたが、この本ではただひたすらに前向きな隊員たちの姿が、記録らしく淡々と描かれており、これはこれでいいのだろうと思った。2013/06/23

yamakujira

0
昭和48年、エベレスト登頂を果たした第二次RCCの現場ルポ。男くさい、それも功名心をむきだしにした男の集まりだから、いろいろあるんだろう。もっと裏話があるんじゃないの。 (★★★☆☆)

たか。

0
ちょっと前まではこのような登山(チームでエベレスト登頂を目指す)が一般的だったんでしょうね。今は単独が当たり前だから、人間と登山用品の進歩は凄いですね。2013/04/04

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