内容説明
毎朝涙を流す“奇蹟”の少女像。だが、このブロンズ像は持ち主の自殺した朝に限って泣いていなかった…。家政婦の持ち込んだ突拍子もない噂話に、隠された犯罪を見抜く表題作。箱根の霧の中を流れる雅な旋律が結びつけた死者、発見者、犯人の運命を描く「越天楽がきこえる」など、両親を亡くした車椅子の少女千晶と、娘を失った捜査の鬼、河内刑事の心の交流が事件の謎を解く推理四篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Joao do Couto
1
中村梅雀版信濃のコロンボの原作(越天楽がきこえる)が読みたくて。原作は短編で、主人公はコロンボではない。でも、なんか味わい深い。その他所収短編も嫌いじゃない。2021/01/25
ココアにんにく
0
1992年以前に読了
ぺんた
0
つまらなかった。清純設定のヒロインはただの下世話なトラブル好き人の不幸大好きで殺人事件に無理に首突っ込んでるようにしか見えないし、刑事は捜査情報垂れ流しの情報漏洩オヤジ。ストーリーもぼんやりしててどうでもいい感じ。2014/11/23
