内容説明
「拡大してゆくものを文化と名づけても、そのほかの言葉で呼んでも、書物は卒伍としてその拡大に参加しているものを指している。これを論評することが書評ということだ」（著者）。ドゥルーズ、ガタリ、フーコー、バタイユ、サルトル…。現代思想、人類学、心理学の著作から自伝、書簡集まで、海外の名著・注目作を自在に解読した下巻。
感想・レビュー
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ピラックマ
1
書評集海外編。上巻の日本編に比べると面白くない。精神分析学や自然科学系の書評が多いのも意外。後書き（これが最も素晴らしい）を読むと本人も解っているけどデリダなんかは筋なぞった紹介の域を出ていない感じもある。仏現代思想に興味があまり無いんだろうけど。それでもトロツキー自伝などでは本領発揮と言うか実に生き生きと筆が走っていて素晴らしい。2013/08/23
