内容説明
個であることを求める人々にとって〈家族〉とは…。古びた洋館、そこにはたっぷりの解放感と、互いに侵し合わない〈個独〉の時間がある。血の繁がりのない住人がゆるやかに結ばれる〈共感家族〉。ねばならないの枠の外側に生きる飛べない鳥たちの愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めんこ
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中学生の頃、国語の先生に勧められて読んで以来の再読。だいこんの煮物はその頃からずっと作り続けている。いろいろ思い出深い本。家族、血縁、人間の繋がり。自分の血縁の家族も、ある意味、天から与えられた偶然の家族。縛られることなく、でもお互いを思いやれる人間の集まりになりたいと思う。2016/02/27
