出版社内容情報
再開発や新駅設置、湾岸部のインフラ整備など変化の激しい東京23区。「五輪がターニングポイント」と言われるも、その時を待たず「どの街に住むか」で住民が得るメリット・デメリットが大きくなり始めた。今回、街や不動産の趨勢をテーマにしたヒット本を多く手がけた牧野氏が、五輪後に起こる変化を大予想。輝く街とくすむ街を浮かびあがらせる。いわく「働き方改革」に象徴されるライフスタイル激変と続発する相続問題に伴い、住まい探しの絶対的価値基準「沿線ブランド」「駅まで○分」が崩壊。特定の街の「拠点化」が進む先に「街間格差」が表出するという。それが明確化するのが五輪前後で、その動きは既に「住みたい街ランキング」へ現れ始めたと指摘する。ブランド住宅街、湾岸タワマン街、団地、観光地……。
東京で生きるなら、やってくる「街間格差」に備えよ!
牧野知弘[マキノトモヒロ]
著・文・その他
内容説明
「家を買うなら五輪後」とまことしやかに語られる東京23区。しかしこの瞬間、大きな変化はすでに起こっていた!不動産事情に詳しい著者曰く、「働き方改革」に象徴されるライフスタイルの変化に伴い、住まい探しの絶対的価値基準「沿線ブランド」「都心まで○分」が崩壊。街の“拠点化”が進んだ先に新たな格差が露呈し始めたという。湾岸タワマン、団地、観光地―。東京に住むなら、この先やってくる「街間格差」に備えよ!
目次
第1章 2020年以前―何が東京を形作ったのか(東京を形作ったものとは;河川とともに整備された東京 ほか)
第2章 2020年以後―「働く」「暮らす」東京の再発見(激変した「住みたい街ランキング」;なぜ「自由が丘」「下北沢」「たまプラーザ」が順位を落としたのか ほか)
第3章 街間格差―あなたの人生は住む「街」で決まる(「練馬区いじり」の思い出;「23区格差」「駅間格差」から「街間格差」へ ほか)
第4章 輝く街、くすむ街―この区ならあの「街」に住もう(千代田区―磐石なブランドと中途半端さが同居する;中央区―如実な「街間格差」がある区 ほか)
第5章 東京の未来―「住まい探し」から「街探し」の時代へ(「会社ファースト」時代の終わりに;「通勤利便性」が消失した先で何が起こるのか ほか)
著者等紹介
牧野知弘[マキノトモヒロ]
不動産事業プロデューサー。東京大学経済学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。2006年、日本コマーシャル投資法人の執行役員に就任し、J‐REIT(不動産投資信託)市場に上場。現在オラガ総研株式会社、株式会社オフィス・牧野代表取締役としてホテルや不動産の開発・運用アドバイザリーのほか、事業顧問や講演活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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