出版社内容情報
妊娠、子育て、婦人化系の病気……何よりも「結果」を求められるアスリートは、女性特有の悩みとどう向き合っているのか？
内容説明
「生理がほとんど来ないんです」（２０代体操選手）。減量による体の異変、妊娠、婦人科系の病気、監督による暴力…栄冠の裏でアスリートは、女性特有の悩みとどう向き合っているのか？知られざる彼女らの心身に迫る！女子チームを導いた佐々木、真鍋両監督の対話、五輪経験のあるアスリート３名の豪華鼎談も収録。
目次
第１部 心と体
第２部 なでしこの明日
第３部 今、世界で
第４部 我が子とともに
第５部 祭りのあと
第６部 女子柔道選手への暴力問題
特別インタビュー 眞鍋、佐々木両監督に聞く
特別鼎談 競技者であること、女であること―増田明美×萩原智子×小原日登美
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
50
過酷な練習による無月経、男性指導者による暴力や性的虐待、出産と育児に対する周囲の無理解など、女性アスリートを取り巻く様々な問題を拾い上げたルポ。数多くの事例を紹介しているので、一人一人はやや掘り下げ不足なのも仕方ないか…。そのなかでは、同性愛者であることを告白したサッカー米国代表ＭＦミーガン・ラピノー選手の「世間の模範となる必要はないと思うけど、スポーツ選手はメディアの関心を呼ぶ存在であることはわかっている。いい意味で周りに影響を与えることができるならうれしい。」という気負いのない言葉が印象的でした。2014/08/20
雨巫女。@新潮部
12
《私ー図書館》女性アスリートの活躍が、目立つようになりました。しかし、色々問題が発覚した年でもありました。オリンピックや、いろんな大会で、のびのび楽しく女性アスリートの姿がみたい。2013/12/29
おかむら
11
文春で酒井順子がオススメしてたので読みました。オリンピック選手の練習のハードさは想像以上。安藤美姫の出産のときの一部バッシングに通じるスポーツ界の女性に対する無理解がよくわかった。指導者にもっと女性増やさないとな！2013/09/03
Humbaba
4
スポーツでトップにたとうと思えば、厳しい訓練が必要である。また、訓練だけでなく、生活もスポーツを中心として回るようになる。すると、女性としての生き方というのは難しくなることもある。その渦中にいるときにはスポーツこそが最も重要なので他のところまで目を向けられるようにすることは難しい。2013/11/30
月華
3
図書館 ちょっと思ってしまったのが、成功者の話だのだな、ということでした。今現在は何をしているのだろうとちょっと思いました。2014/09/27
