中公新書ラクレ<br> 東洋脳×西洋脳―多極化する世界で生きるヒント

電子版価格
¥836
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公新書ラクレ
東洋脳×西洋脳―多極化する世界で生きるヒント

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503817
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1236

内容説明

脳科学者と中国文学者が東洋・西洋の普遍について縦横無尽に論じ合う。テーマは「漢字の凝縮力」「見える世界、見えない世界」等。多極化する世界における思考のエクササイズが一冊に。

目次

第1講 多極化する世界で生きるということ(僕が中国に興味を持ったワケ;近くて遠い隣人のホントの姿 ほか)
第2講 漢字の凝縮力(和文脈・欧文脈・漢文脈;万物を単音節にマッピングすること ほか)
第3講 見える世界、見えない世界(あの世とこの世、宗教と科学;「知的な野蛮人」という理想 ほか)
第4講 東洋脳×西洋脳(リヴァイアサンの時代;対人関係における西洋・東洋 ほか)

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。1962年、東京都生まれ。85年に東京大学理学部、87年に同大学法学部を卒業。92年に同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了し、理学博士となる。現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫賞を受賞

加藤徹[カトウトオル]
1963年東京都生まれ。東京大学文学部、同大学大学院で中国文学を専攻。広島大学総合科学研究科助教授を経て、現在、明治大学法学部教授。著書は、『京劇』(中公叢書・サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

韓信

1
西洋的・近代的な価値観の限界が取り沙汰され、中国の台頭が著しい昨今、多極化する世界をサバイブするための思考のエクササイズ的対談本。漢字は導入のハードルが高く、儒教も来るものは拒まないが自ら伝道することはないという東洋の敷居の高さと、アルファベットを憶えれば読み書きができ、キリスト教も積極的に伝道していく西洋の間口の広さなど、文字からうかがう東西文明の相違や、五行思想のように有限のなかの無限の組合せで物事を理解しようとする東洋的思考と、近代科学が発達したオープンエンドな西洋的思考など、自分が東洋史畑のためか2019/06/05

よーへー

1
中国の奥深さを垣間みさせていただいた。東洋の考え方と西洋の考え方、普遍と個別、など、日常から意識しながら暮らしていくと、さらに人生が豊かになるような気がした。2012/04/20

Sakurai Daisuke

0
東洋(といっても中国)と西洋の考え方、文化、歴史など様々な面から比較して考察していくスタイルの本であった。 東洋脳×西洋脳というタイトルから自然科学的な意味での違いだと思っていたが、文化的な面での違いの話であった。 しかし、茂木先生と加藤先生の会話の内容のレベルが高いので中身が濃くて面白い内容になってたと思いました。 読みがいはあると思います。2016/04/01

SA

0
敬語は他者との摩擦抵抗をなくす民族的な知恵。なるほど、そうかも。2013/03/11

僕です

0
東洋は「予定調和」、「結末がわかったストーリーが好き」というのは、ドラマの作り方からして非常に納得いたしました。 2012/09/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2958426
  • ご注意事項