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中公新書ラクレ
読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」〈第15集〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 271p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503060
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1295

出版社内容情報

北京五輪、百年に一度の経済混乱…。時代の動きとともに、日常の営みを大切にする人々の姿もまた、冴えた筆で捉える。08下期収録

内容説明

五輪、ノーベル賞、経済危機など時代の大きな動きから、季節のなかで繰り返される細やかな人間の営みまで。日本社会の移り変わりをじっくりみつめる名調子。番外篇を含め08年下半期収録。

目次

7月(困った面々;タスポ悲歌 ほか)
8月(目が痛い;「つるべ打ち」と「つるべ落とし」 ほか)
9月(得意技「投げ出し」;番外編・スパイ奇談 ほか)
10月(アリの苦悩;最優秀歌唱賞 ほか)
11月(希望という病;トキワ荘の歳月 ほか)
12月(言葉の宝玉;12月8日に寄せて ほか)

著者等紹介

竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞論説委員。1955年、神奈川県生まれ。79年、北海道大学文学部哲学科、宗教学専攻卒業後、読売新聞に入社。長野支局を経て、東京本社・経済部で財政、金融などを担当。98年に論説委員会に移り、2001年7月から朝刊一面コラム「編集手帳」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

12
2008年下期の掲載分です。前回から若干短くなった分、本当にエッセンスのみを読んでいる感じがします。福田康夫首相が退陣したときは欠いていた記事をあわてて入れ替えたということで、退陣表明の時間について恨みがましいことをつづられています。毎日毎日記事の内容などに追われるのは大変ですね。2014/06/23

あきあかね

3
銀幕の中のその人を見ているようで手料理の挿話は忘れがたい。」  夢を達成することは素晴らしいことであるが、実は、夢に向かってひた向きに努力していた時間、夢までの過程の方が幸せなのかもしれないー。そんなことを考えながら切り抜いたコラムは、今も机の中にひっそりと眠っている。 「回想の文章にある。 「屋根にあいた穴から星の見える物置き小屋の中で、ミカン箱を並べたベッドに寝ながら、芝居の夢ばかり見ていた……」 その姿は青春期のひとこまのみならず、生涯を通しての自画像であったろう」2018/11/17

あきあかね

3
「ご自身は「ウサギ飯」と名づけている。山ほどのおからにニンジンやネギを刻んで煮込み、ご飯にかける。うまくもあり、とにかく安い。  緒形拳さんはかつて本紙に一文を寄せ、劇団の研究生だった当時を回想している。「三度三度おからを食べ、深夜のけいこで目を真っ赤にしていた私。全く、ウサギそのものであった」と。   家が貧しく、学費も生活費も自分の手で稼いで高校を卒業した。下積みの苦労話は誰にもあろうが、暗い部屋でひとり丼飯をかっ込む青年のギラギラした眼光を思い浮かべるとき、2018/11/17

あきあかね

3
朝刊1面のコラムは、新聞の顔である。中でも、読売新聞のコラム「編集手帳」は、古今東西の文学作品や名言の引用から始まり、それが現代の社会にすっとつながるものが多く、数百字の小さな世界に引き込まれてゆく。  職場で1年生の仕事のひとつである毎朝の新聞の切り抜きをしていた頃、俳優緒形拳さんの逝去を悼む「編集手帳」の一文が、ふと目にとまった。俳優の卵であった頃の、貧しくも情熱に満ちた下積み時代を綴った文章に、諸々の雑用に追われる日々を送っていた自分は、なんだか励まされたような気がした。2018/11/17

三茶

1
3.なんだか読んでてこっぱずかしいよね。2013/03/09

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