中公新書<br> イギリス・ルネサンスの女たち―華麗なる女の時代

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中公新書
イギリス・ルネサンスの女たち―華麗なる女の時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013835
  • NDC分類 367.233
  • Cコード C1222

目次

第1章 大学を創立した王妃―ヘンリー六世妃マーガレット
第2章 二つの大学を創立した国母―マーガレット・ボウフォート
第3章 人文主義の女子教育―トマス・モアの生涯とモア家の娘たち
第4章 王と女王を育てた慈愛の王妃―キャサリン・パー
第5章 人文主義教育を受けたイギリス初の女王―メアリー一世
第6章 イギリス・ルネサンスの華―エリザベス一世

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

36
図書館本。面白かった。ヘンリー六世妃マーガレットからエリザベス一世まで。キャサリン・パー、メアリー一世、エリザベス一世はお馴染みだが、ヘンリー六世妃やトマス・モアの娘たちについてはあまり知らなかったので、とても良かった。特にトマス・モアの章が良かった。エリザベス一世の章の最後、チューダー朝は終焉し、16年前に処刑されたメアリー・スチュアートの息子が後継者に選ばれ、スチュアート家に王権は移っていく。メアリーの悲願、「わが終わりに、わが初めあり」が現実になったということに運命の不思議を感じた。2023/11/18

こぽぞう☆

15
エリザベス女王くらいしか良くは知らなかったので購入。百年戦争から薔薇戦争の当時のイギリス、そしてテューダー朝の末路、女性が頑張らないと!って時代だ。人文主義教育。当時としては新しい教育者たちはちょっと感激した。メアリー女王やエリザベス女王にこれくらいページを使うなら、メアリー・スチュワートも書いて欲しかった。エリザベスと同じくらい「自分の人生を主人公として生きた」女性だと思うので。表題も「イングランド・ルネサンス」ではなく「イギリス・ルネサンス」なのだし。2019/12/17

viola

11
著者の本が好きなので、色々読んでいっています。エリザベス1世とメアリー1世はお馴染み・・・・でまたかぁ、といった感じですが、マーガレット・ボウフォートやトマス・モアの娘たち、キャサリン・パー(ヘンリー八世の王妃でも彼女だけここまで掘り下げたものは珍しいような)・・・と、よくあるよねーという本になっていないのが良いのです。特に面白いのはトマス・モアの長女であるマーガレットについて。さすが、モアの娘だよ!という感じですねー♪ 後書のユニバーシティとカレッジの言葉の由来は目から鱗でした。2011/02/04

日夏

7
百年戦争で国家主義が生まれ薔薇戦争からルネサンス教育が広がり人文主義教育を受けた女性が国を動かした時代。トマス・モアはよき妻よき母になる為に女性も教育が必要と説く。大学を創立したエドワード4世妃、夫の代理で薔薇戦争を闘ったヘンリー6世妃、息子の決起の為に生きたヘンリー7世母、ヘンリー8世妃は人文主義教育を受けた女王の娘、8世の6番妃から惜しみない教育を受けた子供達。本書の彼らは「歴史」ではなく生身の人として描かれている。だからこそその口から語られる思いと世界の無情さに胸が痛んだ。2016/09/27

あめりこ

4
エリザベス女王目当てで購入。でもエリザベス女王の話はほとんどどこかで読んだ感じだったので、それ以外のばら戦争の頃の王妃たちの話とかがすごく面白かった!2014/02/24

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