中公新書<br> 世紀末の街角

中公新書
世紀末の街角

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121006202
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C1223

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しばた

2
パリ、ロンドン、グラスゴー、ウィーン、ミュンヘン、ミラノ、ペテルブルクとウィリアム・モリス、マーラー、フォーゲラーの19世紀末について。アールヌーヴォー、ユーゲントシュティル、セセッション、ラファエル前派、リバティ、スチーリ・モデルンと、世紀末芸術は国際的に緩やかに連動しつつも、各都市によって微妙に異なる形で花開き、また散っていったことが分かる。C.L.マッキントッシュについての記述がほとんどであるとはいえ、グラスゴーについて1つ章まで設けて取り上げているのは結構珍しい気がする。1981年刊。2010/07/17

みかん

0
アールヌーヴォーは都市の芸術なのだから、アールヌーヴォーのような街歩きを楽しみたい2016/12/22

i-miya

0
1939東京生まれ、1962 早稲田大学文学部卒、川上貞奴『芸者と武士』という芝居、夏目漱石のロンドン入りは1900年、ラファエロ前派の画家たち、ウィリアム・モリス~ロンドンへの両義的態度、ロンドンの喧騒を離れ郊外ケムスコットハウスへ、マッキントッシュ建築空間、アーツ&クラフツ運動、ルードウィッヒ・ヴィトゲンシュタイン、クリムト『音楽Ⅰ』『音楽Ⅱ』『トリスタンとイゾルデ』永遠に結ばれることのない恋の神話、速水御舟『名樹散椿』冬の松江、ラフカディオ・ハーン、世紀末がふさわしい2006/09/16

けんた

0
美術に関する学術書なのに図版が少ない。殊に致命的なのは、その少ない図版に地図が一枚も含まれていないこと。空想であれ旅行記の体裁をとっているのに読者に対してあまりに不親切。それでも面白く読めたのは、出版当時存在しなかったネットのおかげ。ウェブで作品の画像や地図を確認しながら読むと大変面白い、時間はかかるが。個人的にはv章の2節が白眉。2020/06/10

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