武漢脱出記―中国とフランス、二つのロックダウン

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武漢脱出記―中国とフランス、二つのロックダウン

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053696
  • NDC分類 956
  • Cコード C0030

出版社内容情報

一月二十五日 土曜 春節


 隔離生活……。中国人の記憶には一度もないことだ。僕は気を取り直す。こんなこと、そう長く続くはずがない。二週間もすれば状況が良くなるって、ちゃんとわかっているんだ。そもそも人口一千百万人の「都市を封鎖する」ってどういう意味なんだ? 今日は湖北省全体を閉じ込めるとか言いだした。五千九百万人が住んでいるというのに。まさか、ありえない。馬鹿げてるよ。政府は大げさなんだ。わかってるって、三日後には全部過ぎたことになっているんだろう。だって、たかがウイルスだぞ!


――本書より

内容説明

対照的なロックダウンを内側から描く―感染源であり、最も苛烈なロックダウンを行った武漢での日々、そこから脱出したパリで再びロックダウンにあった日々。方方の『武漢日記』を補完する貴重な記録。

目次

ロックダウン
ロックダウン解除
写真帳

著者等紹介

チェン,ビンタオ[チェン,ビンタオ] [Chen,Bingtao]
1989年、武漢生まれ。2014年よりフランスに滞在し、エンジニアリングを学ぶ。現在、パリでITコンサルタントとして働く

トマ,ステファニー[トマ,ステファニー] [Thomas,St´ephanie]
国営ラジオ局フランス・キュルチュールのプロデューサー。フランス国営テレビなどで演出を手がける

深田孝太朗[フカタコウタロウ]
1993年、大分県生まれ。2016年、東京大学仏文科卒業。2018年、同大学院修士課程修了。2019年4月、日本学術振興会特別研究員(~2021年3月)。2019年9月、パリ高等師範学校研究指導委託(~2020年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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R

35
フランス在住の中国人筆者が、武漢に里帰りしていたらコロナ禍に見舞われ、統制下がどうだったか、脱出してパリでどうであったかを日記調で書いた本でした。非常事態では独裁下のほうが、よくも悪くも収束へ強い意思決定が行われるんだなと感じる内容だったんだが、訳者の注に、訳しながら辻褄が合わないところもあるように思うと書いていて衝撃的だった。なんでも鵜呑みにしてはいけないな、なんて正直な本だろう。とはいえ、実際に戦時下のような状態だったりもしただろうし面白い記録だと読めた。2021/05/11

ようはん

22
フランス在住の中国人である著者が故郷の武漢にてコロナウィルスによるロックダウンに遭遇し、フランスへの脱出までの日々とフランスでのロックダウンの体験を綴った日記。当時の日常から次第にコロナへの脅威が近づいていくプレッシャーと自粛の圧迫感等、自身が体験した事が思い出される。2021/06/09

スゲ子

6
『武漢日記』『武漢封城日記』に続いて3冊めの武漢ロックダウン日記。これが前2冊に比べてなんというか、若い!軽い!明るい!事態は深刻なのに言うことがいちいちおかしくて結構声出して笑っちゃった「バイオハザード中国編の世界にいるみたいだな」とか。1番おもしろかったのは「中国では軽微な違反には罰則がない」という話。じゃどうなるかというと警察に「お茶に招待される」!そして警察署でお説教を受けて調書にサインする。そしてその際「本当にお茶を出される」とのこと。情緒…!2021/05/29

Yasutaka Nishimoto

3
中国が感染を封じ込めたと聞いたときには、そんなバカなと思ったものだが、その手法の是非はともかくとして、いやにしっかりとコントロールし、大国としての面子を保っているのが分かる。著者のもう一つの故郷であるパリやフランス全土では、スタートダッシュができず、しばらくたってのロックダウンは、遅くなったとはいえ、効果が出てくるのだろう。一方、我が国日本では、緊急事態宣言を繰り返し、その都度ぶり返し、ワクチンも伸び悩み、そのリーダーの息切れ感は半端ない。実際の脱出劇は、スリリングだった。2021/06/14

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