ルポ 老人受刑者

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり

ルポ 老人受刑者

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 21時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053030
  • NDC分類 326.56
  • Cコード C0095

出版社内容情報

著者はこれまで300人を超える元受刑者を取材してきた。そのなかで、近年顕著になってきたのは、高齢の受刑者たちである。塀の外の孤独で不安定な生活より、安全な刑務所を志願する老人たちが増加しているという。受刑者に占める65歳以上の割合は18.1%、数にして20年前の10倍となった。これは、刑務所の老人ホーム化なのか。再犯者率の増加、社会復帰・更正への対策は、ようやく進められているところだが、それだけでは解決できない、高齢化社会ならではの問題と言える。人生100年時代と呼ばれ、後半戦を健康で豊かに過ごそうという多くの高齢者がいる反面、社会から見捨てられ、置き去りにされる老人受刑者たち。刑務所、更生保護施設、支援組織を取材、高齢受刑者本人へのインタビューを行い、漂流する老人たちの現実に迫ったルポルタージュ。

内容説明

増え続ける高齢の受刑者、福祉施設化する刑務所…受刑者・出所者の生の声、刑務所・更生保護施設への現場取材を通し、塀の内と外のリアルに迫る。

目次

序章 漂流する老人受刑者―過去の取材ノートから
第1章 東日本成人矯正医療センター訪問記
第2章 元矯正局長・西田博氏インタビュー
第3章 黒羽刑務所見聞録
第4章 「至道会」取材記
第5章 出所者の社会復帰に向けて
第6章 法学者・安田恵美氏インタビュー

著者等紹介

斎藤充功[サイトウミチノリ]
1941年東京生まれ。ノンフィクション作家。東北大学工学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

104
超高齢社会に比例するように老人の受刑者も増えている、この本はそんな受刑者との対話や受刑者を取り巻く環境などが書かれている。短期の刑とは違い長期や無期で入所している受刑者はこの先どうなるのだろう。以前ホリエモンの本で読んだが受刑者が受刑者の介護をしなければならない状況が深刻のようだ。この先もっと深刻になったときは違う刑務所から介護のために受刑者が派遣されるような事態も起こるのかもしれない。日本赤軍の重信房子氏は医療センターで抗がん剤による治療を受けながら服役していることを知った。図書館本2020/12/17

ゆみきーにゃ

91
受刑者、元受刑者のお話が沢山載っていたのが良かった。介護が必要な受刑者が増えている現実を全く知らなかったので衝撃のルポでした。全うに頑張って生きている人より豊かな医療、介護。しかも全て税金。色々考えさせられます。2021/04/12

gtn

31
不遇な人生の果てに、刑務所を福祉施設として利用せざるを得ない高齢者が一定存在する。彼らは、ほとんどが累犯しているので、窃盗や食い逃げ等微罪で入所することができ、本来の福祉施設のように順番待ちする必要はない。案外、社会復帰を望む者が多いのは救いだが、現在、その願いがそのまま叶えられるような環境にない。著者は犯罪、入所、出所、再犯の繰り返しを"負のスパイラル"と呼ぶ。当事者はそれを悲劇と思っていないことが悲劇なのかもしれない。2020/08/17

ぽてち

31
タイトルに惹かれて図書館で借りたが、巻末の著者紹介文を見ると、「1941年生まれ」と書かれていた。老人受刑者を取材する側も老人だったとは……。だからと言うわけではないが、週刊誌ネタのような勢いはなく、落ち着いた筆致で安心感はあった。そして安住を求めて再犯を繰り返す高齢受刑者や、介護福祉士化する刑務官など、驚きの実態を知ることができ有意義な読書だった。2020/07/31

ネギっ子gen

14
高齢者が何故、「犯罪者」になってしまうのか、その現実の姿を「塀の内側から外側」(更生保護施設、地域生活定着支援センター等)を取材し、出所者の生の声も聞き取ったルポルタージュ。【刑務官の話】<高齢受刑者は増加していますが、反面、刑務官の定数は増えずに、仕事量は増えるばかりで高齢者の介助に時間を取られてしまいます。刑の執行が刑務所の役割ですが、要介護者の処遇は執行と同時に「健康や安全」といった面からも一般受刑者よりも気を使うんです。/ここが「介護施設」と呼ぶだけの設備と人員>を揃えていないと。そりゃそうだ。⇒2020/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15746388
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。