出版社内容情報
国内で最も早く人口減と高齢化が進むといわれる四国。その四国で暮らす人々の取り組みを通してみえる地域再生の道筋とは。
内容説明
人口減の“先進地”から地方創生の処方箋。人口減と高齢化が全国平均より10年以上早く進む四国。顕在化した過疎と闘う人々の取り組みに迫る。第23回坂田記念ジャーナリズム賞受賞。
目次
第1章 徳島旧木頭村の挑戦
第2章 高知最後のとりで
第3章 香川まちを縮める
第4章 愛媛瀬戸内の孤島
第5章 地方銀行の模索
第6章 地方大学の挑戦
第7章 ITで変える
第8章 地方議員は、いま
第9章 次代をつくる
第10章 四国を地方再生の先進地に―4県知事座談会
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
34
高知県は、地元産品を県外で売る地産外商を掲げ、生産国内1位のユズと、蔵元の多い日本酒を輸出しているという(12頁)。地域内経済循環のイメージ(86頁)はカネやモノを域内で回す、要するに、内発的発展像であろう。丸亀町商店街はそこに住まわせる方法を選んだ。歩けば何でもそろうという(93頁)。コンパクトシティーの先見の明とのこと。149頁の地図を見る限り、信州大よりは高知大の方が頑張っている気もする。上勝町は町営学習塾を始めたという(2016年4月~)。中学生対象(256頁)。2017/03/12
かばお
4
人口減少等が他地域と比較して進んでいる四国で奮闘する人々への取材をもとに書かれた新聞記事をまとめたもの。ワーク・ライフ・ソーシャル・バランスという生き方(社会への貢献)は面白い。生活と仕事だけでなく、生きる上で社会への貢献も価値として含んだ生き方。自分もそういうの目指したいけど、自分に何ができるのかよくわからない。ふむ。2016/09/28