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極上の流転―堀文子への旅

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120045332
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

95歳の今もなお現役で画業を続ける堀文子。その自由闊達な魂のありようと、ユーモアと諧謔に溢れた精神、群れない・慣れない・頼らないその生き方を余すところなく伝える評伝小説。

内容説明

95歳の“現在”を生きる画家、魅力の水脈に迫る著者渾身の評伝。

目次

麹町という舞台
生い立ちと家族
関東大震災

二・二六事件
奇妙な殿様
盟友・柴田安子
家出、東京大空襲、そして無一物
結婚、夫の死、柴田安子の死
運命の糸
父、母、夫
作品と人生との連鎖
流転という生き方
短く長い幕間
大磯と軽井沢
ブルーポピーからミジンコへ
堀文子的パラドックス
“極上のデザート”堀文子言葉の花びら

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。中央公論社勤務を経て、作家となる。82年『時代屋の女房』で直木賞を、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nagi☆

1
先日、葉山にある神奈川県立近代美術館で開催されている「堀文子白寿記念展」を見に行ってきた。ビデオに映る92歳の文子さんは、とても若々しく品のある方だった。今回この本を読んで、生育環境、職体験、考え方、生き方などを知ると、より納得。子ども向け雑誌の挿絵などは今ならよく見られる技法など取り入れてあり当時としては斬新だったのではないだろうか?風景画はその場に立ちすくんでしまうほど、繊細で美しい。大病後に微生物を描くなど、おいくつになられても挑戦し続ける文子さんは素敵だ!2018/01/17

murumy

1
「群れない、慣れない、頼らない」を軸にして生きてきた日本画家堀文子さんの生い立ちとその絵画史を時間軸でなぞった本。彼女は自分の感性を殺さないために、住むところを変え、孤独に自己と向き合う。彼女のような精神の在り方から生み出される絵画は本物により近づくであろう。堀文子さんに会って話してみたいと思った。2014/12/23

みなず

0
堀文子さんの『ホルトの木の下で』を読んだばかりだったので、内容は似たような話だが、神楽坂の一人暮らし時代に出会った芸者さんとの鼎談の引用は、面白かった!そして、終章の堀文子さんの既出のものからの引用文。やっぱり、堀文子さん自身の言葉が好き。2013/11/25

ますずし

0
図書館の新作棚でふと目に留まって読んだ。村松友視にひかれたのか。堀文子という方のことはまるで知らない。その生き方のまっすぐさにひかれる。彼女の絵を見てみたいと思う。2013/11/11

げっちゃん

0
中央公論社2013/10/21

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