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謙信の軍配者

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  • サイズ B6判/ページ数 457p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120042591
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

曾我冬之助は新たに宇佐美姓を名乗り、若き長尾景虎(上杉謙信)の軍配者となる。しかし実際に戦況を支配していたのは「毘沙門天の化身」景虎その人だった。常識外れの発想で勝ち続ける天才・景虎に、足利学校の兵法は通用するのか?冬之助の旧友・山本勘助が率いる武田軍との攻防が続く―。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。98年に第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。伝奇小説、警察小説や時代・歴史小説など、幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

punyupunyu

79
シリーズ結びの巻だけに、読み応えがありました。謙信の軍配者・冬之助ばかりでなく、四郎左も小太郎も登場。四郎左はほぼ主人公と言っても良いくらい。しかし、なんといっても景虎の天才性が、物語の登場人物すべてを圧倒していました。大真面目に破天荒で、凡人の理解を超えた人格が良く描かれています。三人の軍配者は個性的でそれぞれが魅力的でしたし、それぞれが仕えた主君も同様に素晴らしかった。。。しかし、なんといっても景虎に尽きる。富樫さんが描く上杉謙信の物語を読みたくなりました。2015/02/20

オカメルナ

69
これまで持っていた謙信のイメージと随分違う。義に熱く曲がった事が大嫌い。戦上手の正に軍神。兵法なんて関係ない!冬之助も四郎左も振り回されまくり。一方で民政には全く関心がない。戦費の為に税を重くしても関係ないとう考え方や信玄を悪鬼としか捉えない。なかなか面白い設定ではあるけれどチョット不満も・・・信玄のお膝元で育った身としては、信玄と謙信は敵対しながらも互いを認め合っていたとの通説があり違和感が(^^;)互いを認め合っていたのは三人の軍配者。先に逝った二人を思いつつ足利学校へ向かう冬之助の姿に打たれる。2013/03/11

pdango

67
★★★★★軍配者シリーズ完結編。タイトルからの想像した感じとはちがい、信玄と謙信の存在感が大きく軍配者の方は影も薄くなりがちでしたが、そんなこと気にもならないくらい面白かった!2018/07/14

りずみぃ

67
「謙信の軍配者」と言うより、「軍配者による謙信観察日記-戦いの神に愛された男」といった感じのストーリー。足利学校で学んだ男たちの友情、支える女、二人三脚で歩む国主との信頼関係、手に汗握る戦略戦術の数々。軍配者シリーズ文句無しに面白かったでござる。2016/02/22

さつき

63
いよいよ最終巻。上杉謙信と武田信玄の攻防が中心。二人の武将の性格の違いが鮮やかに描かれています。両方の軍配者の視点で語ることで、それぞれの立ち場、お互いを憎み合う理由がよくわかりました。それにしても、最後に生き残るのがあの人だとは!一巻を読んだ時には想像出来ませんでした。2017/08/14

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