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あんでらすの鐘―高瀬川女船歌

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120041860
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

高瀬船から降り立ち夫婦を装う男女、送り狼につけ狙われた料理屋の奉公女中、訳あって大寺から追放されるも貧しい者たちの病気治療に奔走する元医僧―「尾張屋」の主・宗因は今日も高瀬川に集う人々を見つめる。

著者等紹介

澤田ふじ子[サワダフジコ]
昭和21年(1946)、愛知県生まれ。愛知県立女子大学卒業後、教師、西陣綴織工を経て作家に。57年『陸奥甲冑記』『寂野』で吉川英治文学新人賞を受賞。平成16年度京都府文化賞功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

38
高瀬川女舟歌シリーズ5 武士を捨て居酒屋の店主となった宗因。高瀬川すじの人々との人情もの。今回は理不尽な理由で大寺を追放された医療の明珠が宗因の勧めで町医となる。このコンビがこのまま続いていくのか、勉学の為に長崎に行ってしまうのか気になるところ…2021/12/21

星落秋風五丈原

12
高瀬船から降り立ち夫婦を装う男女、送り狼につけ狙われた料理屋の奉公女中、貧しい者たちの病気治療に奔走する元医僧…。「尾張屋」の主・宗因と高瀬川に集う人々の哀歓を描く。『Web小説中公』掲載を書籍化。 2011/07/09

marumichan

2
義理と人情、そして厳しい、分をわきまえた人生たち。澤田節最高!と癖になってしまいました。京都の風物、おいしそうな酒肴も(*^^*)2012/10/01

oskrt

1
高瀬川女船歌の5作目。コロナの間借りれなかったので解除後すぐ借りた。医療僧の明珠さんが登場してアンデラスの鐘の長崎に行くまでのお話。宗因や他のレギュラー陣の変化というか、物語をもう少し描いて欲しいところだが。まずまずの安定感で安心して読めますね2020/06/03

左近

1
高瀬川女船歌シリーズ5冊目。明珠さん、ひ弱なふりしてなかなかやりますねぇ。一体、どんな薬を盛ったのやら。急患の知らせにも、悠々と厠へ籠もりっぱなし(まぁ、途中で止められることじゃないけど…)など、豪胆な一面もチラホラ見せてくれる。“三日坊主”にそんな用法があったとは知らなかった。相変わらず途中に挿入された蘊蓄は興味深い。ところで、後書きはいつも通り国を憂いてますが、今回は、やや過激な内容。そして、その大きな話題から海老蔵に移る時の落差が(笑)2012/06/17

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