シナン〈上〉

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シナン〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120035753
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

16世紀、繁栄を誇るオスマントルコ帝国に壮麗王スレイマン大帝のもと工兵から宮廷建築家へと昇りつめた男がいた―東西文明の混淆する地を舞台に描く渾身の歴史長篇。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学文学部卒。89年に『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年に『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。伝奇バイオレンス、SF、格闘、山岳、時代・歴史など多彩なジャンルで活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

12
まだ深いところまで、行き着かない。シナンの物の捉え方や考え方がとても興味深い。これから下巻に入り、シナンがどう世界に知られていくか、どう歴史に残る仕事をしていくか、ワクワクする。2013/11/27

tama

11
図書館本 友達が読んでたし夢枕ファンだから イスラムの話を書くのはこの作品だけじゃないかな。ちょうど塩野七生さんのコンスタンチノープル読んでたので地理的状況が多少頭に残ってて読み易かった。陥落から130年後。日本では戦国真っただ中。そうかイスラムにとって宗敵はキリスト教、ユダヤはどうでもよい。キリスト教はユダヤが敵。神に名はないという考えは夢枕の考えだろうけど、とても大事な考えと思う。2017/12/28

Book Lover Mr.Garakuta

7
この時代のこの地域の歴史は皆無だったので、知らないことが多くて、そうなんだと思いながらも、なんだかよく判らないうちに読了。下巻へと続く2019/05/02

ジュースの素

7
まず、この本の装丁が美しい。金色のイスラムの字とジャーミーのたたずまい、奥付までも素晴らしく美しい。 中世のオスマントルコの興亡を明快な文で語っている。 本来キリスト教徒のシナンはムスリムに改宗させられて イェニチェリと言う軍隊に入る。後に 最大の美しいジャーミーであるスレイマニエ・モスクを建設する彼だが 上巻にはまだその構想はない。 私はイスタンブールのブルーモスクとアヤソフィアは見たが、スレイマニエは見てない。この本を読んだら絶対に見たくなる。2017/04/30

m

6
壮麗帝スレイマンに仕えスレイマニエモスクを完成させた建築家シナンの物語。オスマン帝国の歴史を読むよりよっぽど面白い。モスクの写真もあわせて眺めているが、本当に壮麗で優美。また行きたいところが増えてしまった。下巻へ続く。2020/09/06

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