湯けむり浄土―花輪大八湯守り日記

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湯けむり浄土―花輪大八湯守り日記

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120035043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

希望なき部屋住の身である花輪大八は行き掛り上、他の藩士を傷つける。責を一身に負い大八は山深い温泉の湯守りとなるが、けちな欲望と面子のつばぜり合いが、大八を事件に巻き込んでいく。

内容説明

新庄領外れの山深い湯治場、肘折温泉。二十歳の藩士で具足術の名手・花輪大八は私闘を咎められ、勘当同然にそこの湯守り役を与えられた。湯守りとは温泉を管理する村役で、収入は湯銭と酒代。勤番の老人・勘兵衛、張番の次郎吉、世話役の六兵衛や奉行所の手先・伝兵衛ら一筋縄ではいかない連中との毎日が始まった。そして、いわくありげな湯治客たちが今日も肘折を訪れる…。痛快で人情あふれる書き下ろし時代小説。

著者等紹介

高橋義夫[タカハシヨシオ]
昭和20(1945)年、千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』で直木賞候補に。平成4年『狼奉行』にて直木賞(第106回)を受賞
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