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蟻地獄

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  • サイズ B6判/ページ数 426p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120033254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女のために盗賊から足を洗おうと、心に誓う男。男が愛したのは、何一つ真実を知らない女。やがてそれが劫火となり、すべてを焼き尽くす運命になるとは知らずに―。最後の稼ぎに、江戸屈指の大店へ襲いかかる男、そして賊ども!その先に待つのは、やはり破滅なのか…。鬼才・富樫倫太郎が放つ大江戸暗黒時代小説。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道に生まれる。1998年、第4回歴史群像新人賞を受賞した『修羅の跫』(学研歴史群像新書)でデビュー。翌年、『陰陽寮』シリーズ(トクマ・ノベルス)の刊行が開始され、壮大なスケールを描く新進伝奇作家として注目を集める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あいべきん

3
あんまりグロテスクなのって得意じゃなかったんですけどね。こちらはなぜか平気でした。結局、最後まで雛次郎を嫌いになれなかった。むしろ甚八のほうが好きじゃなかった。何て言えばいいのかな、私はとことん世間知らずですから、時にはこういうものを読んでおきたいと言うか。雛次郎の出自を思えば非常に惨たらしいですよ。目を覆いたくなるほど。でまぁ小説ですから事実ではないんですが、しかし実際にもこういうことってあるんでしょう、あったんでしょう。そこから目を逸らしてはいけないと思ったんだよね。これも全て、人間がしたことです。2023/04/24

あかんべ

1
飼い殺しの文字通りの意味をしりました。身分制度から外れることの恐ろしさ、浪人になっても刀を捨てられない武士が多いのは生きらないから。あの時代生き残るのは運にかけるしかない。悪人の甚八と息子二人を甚八に殺された忠蔵、味方しなくちゃならないのは、忠蔵なのに甚八に肩入れする気持ちになる。2012/05/03

きっちょむ

0
地獄です。2015/08/17

Akosh

0
上下巻読了。江戸時代の盗賊のお話です。この人の文章は荒くて特徴的なので好き嫌いがあるとは思いますが僕は好きで、作品にも外れがあまりありません。新作が出たら必ずチェックする作家のひとりです。陰陽師モノの「陰陽寮」シリーズ、現代刑事モノの「SRO」シリーズがお薦めです。2012/10/07

たけひろ

0
☆☆☆.52014/08/03

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