内容説明
人と違ったことをやれ。なぜあの腕白少年がノーベル賞を受賞したのか。
目次
第1章 ごんたくれ
第2章 左右へのめざめ
第3章 実験の鬼
第4章 最年少教授
第5章 六角形の芸術
父の背中
ノーベル化学賞受賞講演
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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3
ノーベル化学賞受賞の野依さんの、半生と研究を振り返った本です。ノブタと呼ばれた少年時代。スポーツに遊びに勉強に全力で取り組んだ少年・青年時代。厳しい先生のもとで研究に没頭し、「鬼軍曹」「不死身の野依」と呼ばれたこと。非常に興味深く、詳しく書かれています。大抜擢の連続で、本当に優秀な人であると同時に、人間力も凄いんだなと思いました。最初の発見が認められなかったからこそ、自分の研究の価値を確信して突き進んだという話に、感銘を受けました。右手形分子と左手形分子の話もよくわかりました。2016/04/05