出版社内容情報
吉田松陰、河井継之助、小林虎三郎ら俊英にアジアの命運・日本の視座を説き、黒船来航以前に西欧技術文明を見据えた象山。「非常の人」の生涯を克明に跡づけ、幕末のかたちを描く。
内容説明
幕末最大の知識人・象山。黒船来航以前に西欧技術文明を見据え「夷の術を以て夷を制す」と嘯く「人事」を尽くし「天命」を悟ったその生涯を追う。
目次
序章 象山暗殺
第1章 宇宙に実理は二つなし
第2章 非常の時、非常の人
第3章 『省〓録』
第4章 異貌のひと
第5章 東アジア世界図のなかに
第6章 夷の術を以て夷を制す
第7章 黒船来航