内容説明
「マンガ日本の歴史」考証。覚え描きを一挙に公開。縄文から明治維新までの歴史と風俗を一望。時代の息遣いが艶かに画面から匂い立つ。
目次
変わる縄文観
ムラからクニへ
卑弥呼と邪馬台国
倭の五王と戦乱
大和王権の確立
聖徳太子と飛鳥期
平城京の暮らし
遊・呪と大仏開眼
空海と唐の文化
絵巻に見る平安京〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
1
マンガ日本の歴史シリーズで、巻末にほぼ毎回載っていた石ノ森先生の作画のためのスケッチ集。出土品、絵巻をスケッチにおこす事で、立体物としての構造を把握したり、人物の服装のディテールを把握していく作画プロセスが垣間見えるのが楽しい。写実的なスケッチを、どう石ノ森マンガの画にしていくか、中には作画までのプロセスを解説しているページもある。スケッチの周りの余白に書かれた先生の文も面白い。本シリーズの方では、石ノ森先生の入院のため、江戸時代後期で休載になってしまったのを、単行本に際して幕末のスケッチまで入っている。2024/03/09
邑尾端子
1
石ノ森章太郎の日本史スケッチブック。漫画本編は読んだことがないのに古本屋で一目惚れしてしまい、この覚え描きだけ買ってしまった。現代の「絵巻物」を見ているようで面白い2014/02/28