白昼への意志―現代民主政治論

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白昼への意志―現代民主政治論

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784120019883
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

内容説明

真正民主主義とは何か。政治を避ける知識人、ルールとマナーに欠けるマスコミ、「豊かさと平等」が「退屈と苛立ち」を呼ぶ大衆社会。政治小児病への峻烈な警鐘。

目次

第1章 権力から逃避する知識人(世論―この不条理なもの;権力―この不可避なるもの;西欧―この教訓的なもの)
第2章 民主主義を破壊するマスコミ権力(反権力という民主主義的欺瞞;第一権力としてのマスコミ;メディアとしての権力)
思想を喪った言論
クウェート事変にみる新聞の愚昧
第3章 保守革命のすすめ(大衆化する世論;喜劇化する政治;無何有郷と化す保守)
保守2党体制の進路
第4章 民主主義のペレストロイカ(欲望のための自由;自由のための秩序)
社民幻想からの覚醒
第5章 「日本国憲法」改正私案(なぜ、いま「私案」を出すのか;新日本国憲法私案)
「昭和憲法」への葬送
人間平等論への反駁
補章 「マドンナ」この苦笑すべきもの

感想・レビュー

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80年代末から90年頃に書かれた評論集。この時期、日本はバブルの絶頂期にあり、かつてない豊かさを享受していたが、そうした経済的な「豊かさ」と「等しさ」の中で人々は退屈と焦燥を感じていると著者は見る。本来ならば経済的に余裕のあったこの時期に「豊かさ」と「等しさ」に代わるより高次の価値を模索すべきであったが、残念ながら日本人は退屈と焦燥を紛らわすためにさらなる経済的繁栄と平等を求めるという袋小路にはまってしまったという。それから30年経った今、私たちはかつての過ちを克服することができるのだろうか。2020/02/28

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